旅と絵本とデザインと 堀内誠一
2011.06.28 Tuesday昨夜は午後8時に寝ました。
30分くらい寝るつもりだったのですが、
気がつくとものすごくたくさん寝た気がしました。
何時だろう?
時計を見ると、午前0時半でした。
4時間半も寝たみたいです。
それからご飯を食べて、お風呂に入って、また寝ました。
今日はスッキリしてます。
うらわ美術館で開催されていました、
堀内誠一「旅と絵本とデザインと」に行ってきました。
最終日でしたね。
堀内さんについて詳しいことは知らなかったのですが、
現代日本のデザイン、アート、絵本などの基礎を築いた一人です。
お仕事の幅は広く、雑誌関係のデザインやレイアウト、本の装丁、絵本、
それに雑誌のロゴデザインも手がけた方です。
「an・an」「BRUTUS」「ESSE」などの雑誌のタイトル文字のデザインが有名です。
へー、そうなんだー、と思いますよね。
見慣れている方も多いと思います。
堀内さんは旅をよくされた方で、世界各地で見聞されたことが、作品に投影されていました。
ギリシャで影響を受けたと思われる、ある雑誌の表紙の原画が素敵でした。
帽子で顔が見えない白い服の着飾った男性、真っ青な海と空、遠くの町並み、
白と青とのコントラストが素晴らしくて、吸い込まれるようでした。
もともと明快な澄んだ絵が好きなので、しばらく見ていました。
現実的な絵なのに、非現実的な世界に連れていかれます。
じっくり見ていると、絵の世界に入っていくのですが、
現実にはこの絵の場所や空間がないことに気がつきます。
それが、寂しく切なく思います。
どこか遠い場所ではなく、どこにもないんですね。
絵本もたくさん出版されました。
女性の方々が熱心に読んでいるのが、印象的でした。
美術館へ行ったあとは澄んだ気持ちになります。
今回も行って良かったです。