雨と曇りの日々は深夜の読書。

2011.06.15 Wednesday


Sprengben 2011

「Hannover Rathaus」
http://www.flickr.com/photos/sprengben/5764568623/in/photostream

 音楽と文章の共通点は、流れですよね。
 両者は音符の流れと文字の流れでなりたっていきます。

 音楽家が小説家を刺激して、小説家が音楽家のイメージを広げるとは、
 そういうことが関係しているのかなと思います。

 私は文章を書くことも好きですが、読むことも好きです。
 最近は読書をする時間が増えました。

 本屋さんに行くと、本を買うので、どんどんたまっていき、
 もう少し読んでいこう、と思って、読んでいます。

 ネット販売や電子書籍が主流の一つの現在でも、
 本屋さんに行って本を買うことが良いですね。

 雨や曇りが続く日々は、とくに読書が進みます。
 家の中や喫茶店、カフェで集中していると、
 時の流れを忘れますね。

 深夜のファミレスにも行きます。
 フライドポテトとメロンソーダを用意して、
 音楽を聴きながら、本を読んでいきます。
 私の他にも熱心に本を読んでいる男性や、
 パソコンとノートで勉強をしている女性などがいます。

 時間が深くなっていくとほとんど誰もいなくなることがあるので、
 落ち着きます。
 
 メロンソーダを飲んで、窓の外を見ると、雨。
 暗くて、誰もいなくて、大粒の雨が降っています。

 次の日がお休みの時、
 深夜のお店で過ごすのも良いですよ。

 本を読んだり、音楽を聴いたり、何か考えたり。
 雨は降り続きます。

 いってらっしゃい。




ふふふ、どうぞ1Q84。

2010.04.16 Friday

 どうぞ、皆様。

 お楽しみください。
 プレゼントだそうです。

螢〜ノルウェイの森への流れ〜

2009.10.19 Monday
 

 昨夜は4時間弱の睡眠だったのですが、今日も元気です。
 
 今夜は少し早く寝ようと思いますが、たくさんやりたいことがあります。
 そんなこと言いながらも文章を書いていますね。
 私は書くことが得意とは思いませんが、楽しいです。
 Blogは日記の発展したものだったり、現在進行形の告白だったりします。
 Shikimy GalleのBlogは日記の要素と、音楽や映画、小説や本、絵画、写真などの紹介をしていこうと思っています。
 
 ということで、今夜は村上春樹さんの短編小説「螢」です。
 現在『1Q84』が話題の村上春樹さんです。

 私はおそらく村上春樹さんの短編小説は全部読んだと思います。いや、まだ読んだことがないものが、少しあるような気がしますが、ほぼ全て読みました。
 村上さんの短編小説が大好きで、お気に入りのものは何度も読み返しています。
 その中でも「螢」を初めて読んだ時の印象は強いですね。
 
 読み始めた時に、ん?ちょっと他の短編作品と違う感じがあるな、と思いました。
 小説なのに現実感が強く、鮮明な風景が見えました。そして、ポップな感じが全くないな、とも思いました。
 
 まさに「螢」の場面は本当にきれいです。
 生きている人、もういない人、その象徴があの場面に描かれていると思いました。

 「ノルウェイの森」で、この続きは書かれているわけですが、私は「螢」と「ノルウェイの森」は全く違う作品だと感じています。
 どちらも大好きです。
 「螢」は繊細で神秘的であり、作品全体にベールがかかっているようで、自分との薄い距離感に酔ってしまいます。
 
 「ノルウェイの森」に関しては、私の陳腐な言葉で言い表せることではないと思います。
 読み終わった時から約3日間くらいは、いつもの自分ではありませんでした。呆然としてしまって、あまりうまく物事を考えられませんでした。
 眠っている時に夢の中で大泣きをしていました。ただひたすら泣く夢をみていました。
 それが全ての感想だと思います。

 映画化されますが、その前に読み返そうと思います。



夜と夜のあいだに〜酒井駒子さんの絵本〜

2009.10.17 Saturday

 こんばんは。
 午後8時頃に駅前の本屋さんに行ったのですが、もうみなさんはより踏み込んだ秋服ですね。
 というよりも冬服にちかい方もいました。私は薄着だったので、少し寒かったですし、逆に目立ってしまいました。
 明日からはたくさん着ようと思います。そう言っていると、気温が高くなりますよね。
 それも楽しいです。


 酒井駒子さんの絵本をご紹介します。
 『金曜日の砂糖ちゃん』というタイトルの絵本には、3つの短いお話が収録されています。
 その中の「夜と夜のあいだに」というお話があります。
 私はこの絵本とお話に、美術館の絵本の原画展で出会いました。酒井駒子さんの絵本の原画といくつかの絵本が展示されていたのです。

 そこで「夜と夜のあいだに」を読んだのですが、優しい衝撃を受けてしまいました。

 短編なので短いお話なのですが、こんなに神秘的で、切なく、きれいな絵本があるんだ、と思いました。
 私だけかもしれませんが、きれいな短編作品を読み終わった後に表れる、特有の副作用があるのですが、それは心の中で読み終わった作品をどこまでも追いかけたくなるのです。
 何度読み返しても、描かれた世界はそれ以上でもそれ以下でもありません。読み終わる度に、その作品を心の中で走って追いかけます。登場人物や世界を逃がさないような感じです。

 「夜と夜のあいだに」はまさにそのような作品でした。

 絵に関しては、つくづく女性アーティストが描く、「生む」という感性に基づいた柔らかい絵柄に、いつまでも吸い込まれます。
 「生む」絵柄は、女性にしか描けないと思います。それは女性が「子供を生むことできる」という、とても神秘的で、優しく、愛のある能力をもっているからでしょう。
 酒井駒子さんが描く子供の絵も、見ている側に質感が伝わってくるくらい、肉や血の温かさや、肌の存在感があります。まさに「生まれていて」、「生きています」。


 
 『蛍』、次回は村上春樹さんの『蛍』について書きます。
 短編作品つながりということです。

 それでは、今夜もたっぷり寝ましょう。
 ゆっくり眠れますように。
 おやすみなさい。



夏の夜の夢〜Night Time~

2009.10.14 Wednesday

 もうすっかり夕方の6時には真っ暗になっていますね。夏には考えられないです。
 暗さと寒さで、家の中で過ごすことが多くなる季節になりました。あまり外で行動する時期ではないということですね。

 季節のバランスと人間の生きているリズムを考慮すると、秋は収穫と蓄えをして、冬はおとなしくしていた方が良いみたいです。冬眠ですね。

 私は少し中医学(漢方など)を勉強したことがありますが、春夏を元気に過ごすためにも、秋冬の過ごし方が大切です。暖かくして、ゆっくり休み、太陽の日差しが夜を凌駕する頃に、いっぱい動けるようにしましょ。
 だから今からたっくさん寝ておきましょ。
 寝ていいのですよ、特に冬は寝て寝ていいのです。

 私は寝る前に読んだ本や考えていたことなどによって、睡眠の質が左右される傾向があります。
 夢はあまりみませんが、例えば眠る前に小学校の時の仲間のことを考えていると、その人たちが夢に出てきます。熱いものを食べると、火が燃えている夢を見ることもあります。

 それなので、私にとって眠る前の1時間は大切な時間なのです。
 深海のような静かな場所で、目を閉じたり開けたりしながら、ゆったりと座っているのがいいですね。お風呂から出ると、なるべくそっと過ごしています。


 入眠する前の読書はシェイクスピアがいいですね。
 夜の時間、ということで思い浮かぶのは「夏の夜の夢」です。
 初めて読んだシェイクスピア作品でした。
 読む前はダイアローグだけの情報量で、世界観の深さや状況、絵的な風景の想像などができるのか疑問でしたが、小説以上に鮮明な世界観がありました。

 この作品の夜の世界は輝いていてきれいです。幻想的なきらびやかさがある森が、どこまでも自分を連れて行ってくれます。色と空気が深みをもっています。

 画像の文庫本には「あらし」も入っています。
 こちらも大好きな作品の一つで、最後のくだりがとってもきれいですよ。

 夜に関係した本で、酒井駒子さんの絵本を思い出しました。
 次回はその絵本のご紹介をします。

 ありがとうございました。



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